ロッシが足を出していない!
おはようございます。ミーゴローです。
オランダGPアッセンをもう一度観てみました。
ロッシが転倒したのは残り10周目でした。
気がついたのですが、このレース終始ロッシは足を全然出していません。
これは一体どういうことでしょう。ライバルのマルケスですら足だし走法をしていたのです。つまり、出せなかったということです。
足を出す余裕がまったく無かったということなのでしょうか。
終始転倒寸前の走りだったのでしょう。
マルケスがレース後のインタビューでロッシが飛ばしすぎていて追えなかったといっています。
多分本当の事を言っているのだと思います。
このレースではロッシはパドックの映像でもいつもの笑顔がありませんでした。
とても、ナーバスな印象を受けました。走りだす前のいつもの儀式も中途半端にあわただしかった感じです。
ロッシはほぼ手中に収めた勝利をなぜ失ってしまったのでしょう。
本人のインタビューによれば、レース前からマシンの状態は良かったとのことです。
レース中断後の後半ではリヤをソフトに変更して感触も良かったのだが、第10コーナーでオーバースピードになってしまったとのことでした。
転倒時、2位につけるマルケスとはおよそ2秒の差がありました。
ペースを維持するだけでよかったはずです。
ロッシは一体何に追われていたのでしょう。
’84鈴鹿サーキット日本グランプリ
確か’84年だったと思います。これとよく似たシーンを見たことがあります。
’84年鈴鹿全日本選手権グランプリレース。
ヤマハの平忠彦選手とホンダに移籍した木下恵司選手の全日本チャンピオンをかけた一騎打ちになりました。
雨のレースとなり、世界GPからの招待選手は早々にトップ争いから後退していき、結局トップを木下選手、それを平選手が追う二人のトップ争いの展開となりました。
記憶があいまいなのですが、距離にして差は直線で30mくらい、タイム差はおそらく2秒以上はあったと思います。
この二人、’82角川映画「汚れた英雄」でそれぞれ勝野洋さんと草刈正雄さんのスタントとして映画中でもライバルとしてレースをしていました。
まるで映画のようです。
木下選手がペースを上げているようでした。鈴鹿の第1コーナーのつっこみではリヤタイヤを雨のなか滑らしながらのコーナーリングでした。
なかなか平さんが追いつけません。とそのとき、S字の入り口で木下選手突然スリップダウンしてしまいました。
この場合も後ろとのタイムを維持してペースを維持すれば勝てたかもしれないレースでした。
この辺り、追われるものの心境なのでしょうか。
さてアッセンでは解説の宮城さんも言っていたように、再スタートを試みる車載カメラに写るロッシの表情は、完全に平静さを失っているかのようでした。
ロレンソの超不調も解せません。
ヤマハ機に何かが起こっているのだと思います。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。
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