登りのブラインドコーナーに注意

こんにちわ。ミーゴローです。

今日は朝方から雨が降り出しました。ときどき激しく降りましたがうまく止み間があって美術館に出かけました。

今、私の所属する団体の美術展が大阪市立美術館で開催されていて、今日の日曜日が最終日なのです。

 

この大阪市立美術館は大河ドラマ「真田丸」の舞台になる茶臼山本陣の隣にあります。大夏の冬の陣で家康が陣を構え、夏の陣では真田幸村が陣を構えた場所だったと思います。

ここら辺りは天王寺公園と呼ばれ、最近は綺麗に整備されましたが、かつてはスラム街でした。

 

最寄駅の天王寺駅から15分程度歩くのですが、カンカン照りだとかなり暑いです。幸いというか今日は雨だったので助かりました。

 

さて、自分の描いた絵を美術館などの広い会場で、他の作家たちの作品と一緒に改めて観るというのは非常に意味のあることなのです。

狭い自分のアトリエで描いていると、どうしても分からなかった絵の欠点が分かるのです。

 

結構緊張するものなのです。新人の頃などは、展示会場での自分の作品のあまりの酷さに愕然とした事がありました。

これは、全く不思議なことでアトリエで描いているときには完璧に見える作品も、展示会場では何と貧弱な作品か、という事が今でもよくあります。

今回は幸い期待通りの出来だったのでほっとしました。賞を取るとか取らないとかより自分自身の評価が一番怖いのです。

 

安全のための保険

「第14空母戦闘群 シリーズ」( 著者:キース・ダグラス / 栗山洋児 訳 .潮書房光人社)にトムキャットのパイロットが「戦闘機にとって、高度と速度は保険なのだ。」というセリフがあります。

全く言い得て妙。おそらく本当のパイロットの教訓なのでしょう。

戦闘機は多くの場合、高度をより高く、速度をより速く維持している状態が緊急事態に対してより対処できる余地が大きい。ということです。

 

同じことがバイクにも言えます。この場合。「バイクにとって、安全距離と安全速度は保険なのだ。」ということです。

安全距離とは、停止するための余裕であり、安全速度は運動エネルギーをコントロール下に置く余裕を表します。

 

このブログで再三言っていますが、公道で高速度を出しても全く無意味でありバイクの緊急停止を著しく困難にするだけである。ということは真実です。

いい子ぶって言うのではなく、これは本当に真実明瞭なことです。

 

以前の記事にも書いたように、リターンの事故原因は停止できなかったことです。

繰り返しますが、公道では危険対象を回避するのではなく、距離を置いて停止しなくてはならない。ということです。これにはテクニック以前に速度を低めにキープし、なおかつ見通しを確保するしかありません。

 

物理的仕事量はエンジンが加速するときよりも、ブレーキが減速する時の方がはるかに何倍も大きいのだ。ということを理解しておく必要があります。

つまり、200馬力のエンジンよりも、シンプルなブレーキシステムの方がはるかに強力な物理的仕事をしているということです。

 

60km/hなら停止できても、80km/hでは停止できないということがあります。

60km/hと80km/hではわずかの差に見えて実は大きな差があります。運動エネルギーは速度の二乗に比例します。テクニックの問題ではないのです。

公道ではこの事が明暗を分けます。

 

登りのブラインドコーナー

昨日、近くのワインディングでふと気がついたのですが、あのライダースクラブですら警告していないことを書きます。

 

こちらから観て登りのブラインドコーナーは、ロードバイクが逆走状態で突っ込んでくることがある。

 

という事です。

 

ロードバイクも二輪です。

だから、イメージしやすいと思いますが、下り右コーナーでは無意識にRを大きく取ろうとしてクリッピングポイントが対向車線に入ってしまう傾向がある。ということです。

また、下り左コーナーでもははらんでしまって対向車線にはみ出てしまう。ということです。

 

ロードバイクはチューブラータイヤという固い細いタイヤで猛スピードで下ってきます。

 

このブログでも書いていますが、ロードバイクに追突された跡のある車の多さには驚きます。

ロードバイクは止まれないのです。

 

ブラインドコーナーでロードバイクが突然真正面から向かってきたら回避などできません。

停止するしかないのです。

停止しても過失がついてしまうのですが、停止するしかありません。

 

公道は危険がいっぱいなのです。

 

 

走る事を楽しむには、すくなくともブラインドコーナーは避けなくてはなりません。

私の場合、いつものコースでコーナーリングを楽しめるのはたった2つのコーナーだけです。

 

見通しのよい直角コーナーとヘアピンコーナーです。

レーシングスピードは当然出しません。

止まれる速度で旋回しても、膝をするかすらないかまでいきます。

タイヤのショルダーは端数ミリまでちゃんと接地しています。

 

それでいいじゃないですか。

 

今日もこのブログをご覧下さり、ありがとうございました。

 

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