女性のバイクの乗り方
こんにちわ。ミーゴローです。
前の記事で書いた女性と間違われる乗り方について詳しく書きます。
原付バイクが走っているのを観ると、女性なのか男性なのかが一目で分かります。
なぜなら、特徴があるからです。男性の場合、ガニ股気味で猫背になります。女性の場合はシートの前よりに座り、内また気味で背筋が伸びています。
これは、男女の骨格の違いなどからくるものと思われます。
服装や顔つき、体つきは二の次だと思います。大体は男女ともにバイクに乗る服装でヘルメットを被っているわけですから格好は同じなわけです。
女性の内股乗りは、スカートなどによるときもありますが、スカートでなくても基本的に内股で乗るようです。さて、この女性の乗り方の特徴を女乗りと仮に呼ぶことにします。
この女乗り、実は狭い道を低速域で走る場合、非常に有効なのです。
つまり、シートの前座りであることから、バイクの加重配分が前後半々になっています。
かつ、背筋を伸ばしていて内股なので腰の入力によりバイクの向きを変えることになります。
この状態というのは、低速域のバイクのコントロール性が非常によくなると感じます。
具体的には、教習の一本橋などはまさにこの状態になっているのです。
実際の場面でいえば狭い道で、対向車をやり過ごすときなど足を地面につかずに待っていられます。
また、電柱や、マンホール、穴ぼこなどの路面の不整を回避しやすいことに気づきます。
トライアル競技のように立ち乗りをしなくても、バランス感覚が非常によくなるわけです。
私は無意識にこの女乗りをしていました。
昔のスクーターというのはホイールが小径で、路面のでこぼこはガクンガクンとかなりの衝撃になります。事故で痛めた腰に堪えるのです。
だから、バイクをくねくねコントロールして道路のでこぼこを回避する癖がついていました。
今乗っているPCXはホイール径が大きく、かつサスペンションがちゃんと動作しますので、路面の不整で腰にダメージを感じることはありませんが、細い裏道では意識して前座り体制をとり、トライアル競技のように静止して対向車をやり過ごしたりすることがあります。
バイクに乗る基本フォームは、腰に重心を持ってきて荷重をリヤ寄りにすることですが、状況によってはこの女乗りが有効だと思います。
一度お試しください。
スーパースポーツに乗るときも、ライダースクラブのライテクに、下りのヘアピンでは前座りでやり過ごすといいとあります。
これは、加重配分を半々にすることで旋回性が向上するためなのだそうです。
また、街乗りでも、前座りでクラッチを切ってクルリと回るテクニックが紹介されています。まあ、これは、前よりに座る事で足着き性を確保する意味の方が大きいと思います。
私の場合は、スーパースポーツに乗っている時、前座りで背筋を伸ばし、腕を突っ張ることがあります。これもスーパースポーツの女乗りなのです。
女性がなぜかこのフォームをよくとります。
これはやってはいけない悪いフォームなのですが、
でもなぜか気持ちいい。このフォーム。
アニメ「アップルシード」のヒロインがやっているシーンを思い出します。何か爽快。
長時間乗って疲れた時など実に気持ちいい。ストレッチの効果があるのでしょう。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。