アクティブ・ラーニング

こんにちわ。ミーゴローです。

さすがに暑すぎると思います。大型二輪車で信号渋滞にはまると足をやけどします。

 

昨日は研究会があり、その後の飲み会で久しぶりに贅沢な食事をお腹いっぱい食べました。

こんなときでもない限り、私はあまり肉は食べません。まあ健康にはいいのかもしれません。それで、夜遅くに帰って来て、風呂に入って録画しておいたモトGPの予選を観ました。

 

観ている間にいつの間にか寝てしまっていて、ふと気がつくとロッシがポールポジションをとっていました。

2番手にヴィニャーレス、3番手にイアンノーネと若手がきています。

あれ、マルケスとロレンソはどうした?

 

今朝、録画を見直しました。若手の台頭を押さえてのポールポジション。皇帝ロッシは本当に凄い。リターンライダーの希望の星です。

今夜の決勝が楽しみです。

 

アクティブ・ラーニング

昨日の飲み会でしきりに話題にあがっていたのがこのアクティブ・ラーニングです。

文科省の教育改革の目玉です。

この手の改革と名のつくものは、次々出てきては淘汰されていくのですが、このアクティブ・ラーニングは2020年度からの大学入試の大幅な改革とくっついているものだから各方面大変です。

 

PISAの順位が低くなった。日本はだめになる。「ゆとり教育」の見直しだ。とか戦後この手の改革はいったりきたりの繰り返しです。

大学に居た時から感じていたのは、「今の子どもは本当にしんどいだろうなあ。」というのが実感です。

 

知識量のみを問うのでは無い、という道筋自体は全く正しいのですが、いろいろな方針が実行される度に子どもの負担は増すばかりという感じです。

先の「ゆとり教育」の見直しの結果は、小学1年生からほぼ毎日午後まで授業があるとか、行事が増えるとかろくなことにはなりませんでした。

とにかく初等中等教育というのは上意下達の役所仕事ですから、今回の改革も本来の趣旨とは異なる方向へ迷走することになるのでしょう。

所詮官僚支配の国で、この手の事はうまくいかないと思います。

 

学校に学力養成を期待できない

小学校教育の本来の具体的目標は至って簡単。「最低限小学校4年生程度の学力を保障する事である。」と考えています。

 

加減乗除が出来れば生きていくのに不自由はしない、と言っているのではありません。

この小学校4年生程度の学力を獲得していれば、中学校の内容になんとか入っていくことができるということです。

 

昔風に言うなら、「読み書きそろばん」が最低限出来るようになるという事なのですが、問題はこれすら出来ない子が大量に発生しているということです。

 

九九も出来ずに公立中学校に上がったなれの果てがドキュンのひとたちです。

実はこのパターン、本当に多いと聞いています。

人生の分かれ目とは、意外に「おれ、勉強でけへんね。せやから、高校行かれへんねん。」なのです。

 

つまり、小学校という機関が本来の機能を果たしていないということです。

 

学校に過度な機能を要求した結果がこれだということです。

たとえば、よくいわれる「地域と密接に連携して~」とかいう文言ですが、多くは学校によけいな負担増をもたらすことにしかなりません。

地域の有力者がいろいろ介入してきて、行事などのよけいな負担が異常に多くなり、本来の授業を圧迫するといったことは珍しくありません。

一番分かりやすいのが運動会です。運動会の練習の為にいったいどれだけの授業が消滅するのか。運動会以外にも、まったく授業以外の行事の多い事といったらありません。

 

学校というのは、地域のよろずふれあい相談所ではありません。地域のお年寄りをまねいて子どもたちとふれあう場所ではありません。

悪戯をする子どもを注意しろ、とか、うちの子の問題相談を持ち込むところではありません。

基礎学力養成機関であるということを自覚するべきです。

 

親のするべき事

公立小学校の実態というのは、おおよそどこでも行事が全てです。

 

お子さんの将来を思うのなら、学校の授業に過度の期待をしない方がいいです。

そして、先のアクティブ・ラーニングの目指す方向性自体は実は全く正論なのです。

 

グローバル社会はすでに到来してしまっています。

おそらく、これからはコミュニケーションスキルとして英語は必須になってくるであろうし、情報処理能力として、スマホではなくPCを使ってのICTの活用も必要になっています。

 

だからですね。サッカーや野球のクラブチームに入れる予算を、これらの能力の獲得にまわした方がいいと思います。

語弊を恐れず言うなら、お子さんを有能な学習塾に入れる事は意味があると思います。

これは、中学受験をさせるという意味ではありません。中学受験はさせない方がいいと断言します。

 

他の子が水泳やサッカーや野球やダンスやピアノの塾に行っていて、自分の子も何かさせなくてはならないと思うのなら、将来の土台作りとして算数や英語をちゃんと教える塾に行かせた方がメリットが大きいと思います。

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

 

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