引きこもり業者

こんにちわ。ミーゴローです。

昨日は凄い雨の一日でした。おとといは現在介護休職中の特権で平日ツーリングをしてきました。CBRで行ったのですが、タイヤのグリップにはもう問題無い気温です。ツナギだけでもエンジンの熱で熱いくらいでした。

心配していた花見客ですが、平日なので少なめかな。でもやはりマイカーは多いので要注意です。

桜の花びらが路面に一杯散らばっていて、これが滑りそうでけっこう怖い。昨日の雨で流れていてくれたらいいのですが。

 

いま乗らないでいつ乗るの、というくらい理想的な気候です。また走ってきます。

 

引きこもり業者

さて、このサイトが当然取り上げるべき事件がありました。ちょっと遅くなりますが書いてみます。

 

大手民放の番組3月21日放送「TVタックル」で大人の引きこもりの人を業者が引きずりだしている映像が問題になっています。70代の両親に暴力をふるっているとされる中高年の引きこもり男性なのですが、ご両親の依頼という形でひきこもり支援業者が出てきました。この支援業者はI学校といい「現実を突きつける方法を取り、まずはどんな手を使っても部屋から出すことを考える。」という方針なのだそうで、ひきこもり男性の部屋の壁を蹴破って「降りてこい!」と大声で怒鳴る場面が放送されたとのことです。

この放送内容自体がいかにも、という感じなのですが、「やらせ」なのかどうかは別として精神科医S氏がBPOに審査要請を呼びかけるなどの騒ぎになっています。

 

I学校というこの施設がいわゆるまっとうな学校法人だとはとうてい思えないのですが、出ている人たちを観ても普通の人たちには見えません。

人を見た目で判断してはいけないのですが、本当に「引きこもり」という社会問題を憂いて立ち上がった人たちの集まりだとしたら、全く大したものだといえるでしょう。引きずり出したところで、どこでも使い物にならない状態の中高年を最後まで面倒を観るというのですから。

大昔あったヨットスクールじゃあるまいし、どういうカリキュラムで社会復帰を目指しているのでしょうか。こういう、事業自体の将来性が疑わしい仕事に従事している暇がある人たちというのは、いったいどんな人たちなのでしょうか。

 

親御さんにしてみれば、文字通り藁をもすがる思いなのでしょう。

 

結論は出ています。

この業者に息子さんを任せたとしても結果は、親御さんはなけなしの財産を全て失うだけの話です。業者に支払うお金が無くなった時点であなた方のお子さんは送り返されてくるのでしょう。

 

 

 

もしもI学校の人たちが全くの善意の集まりなら、運営資金は一体どうするのでしょうか。

 

お金の流れを観たなら、とても問題解決を依頼するべき相手ではないと分かるはずです。

世の中、お金を取らないで助けてくれる人などあり得ません。

 

それではどうするの

どうしようもないのだから、何もできないのです。

当たり前なのですが、問題の解決目標を「人並み」にとか漠然とした高すぎるものに設定しないことです。

この業者に見習う事があるとすれば、得るべき目標であるところの「お金」をちゃんと見据えていることです。そのお金を得るために、他人の家に土足で踏み入り、大声で怒鳴りながらドアをぶち破るような大仕事をしているわけです。

 

そっけなく言い切りますが、引きこもり対策とは、飢え死にしない程度の「お金」を安定的に得る方法を見つけることです。これが問題の根本解決です。

決して本人が発達障害の出来そこないだから高度な医療的対策が必要などと難しく考えないことです。

自分に良くないところがあるから社会に適応できないとか考えないことです。今の社会に適応できるほうがおかしいくらいです。

 

今の日本社会はレールから一旦外れたら、戻る事は殆ど不可能です。依然として戦後からの終身雇用制が基底にありますから人並みになるというのは無理があります。

今の日本はとても狭くて昔のように人里離れた場所に籠るとかが出来ないから部屋に籠るわけです。

引きこもりというのはごく普通であることを認識するべきです。

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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