寡黙な勇者ペドロサ

こんにちわ。ミーゴローです。

本日未明のモトGP決勝ですが、大波乱となりました。あの、ロッシが序盤に転倒リタイヤとなってしまいました。路面状態が悪いのかフロントからのスリップダウンでした。

転倒するライダーが多いなか、マルケスが絶好調で独走し、ポールトゥウィンの優勝となりました。大差をつけられて2位にロレンソ、3位にドカティのイアンノーネが入りました。

優勝者インタビューから表彰式まで、最近珍しく笑顔の多い和やかな雰囲気でした。シャンパンボトルの乾杯シーンも見られました。

 

やはりミシュランタイヤに各ライダー苦戦しているようです。

 

寡黙な勇者ペドロサ

昨日の記事で名前を挙げていないライダーにダニー・ペドロサ選手がいます。

マルケスとチームメイトのホンダワークスチームに所属していて、去年まで上位4強に数えられていました。

今年前半からは不調でもひとつさえなかったのですが、この決勝レースではある意味表彰台以外のヒーローだと思います。

 

1コーナー突っ込みで転倒してしまい、すぐ近くを走っていたドカティワークスチームのドビィチオーゾ選手に衝突してしまいました。

ペドロサ選手は起き上ってすぐさまドビィチオーゾ選手に近づき介護と謝罪をしました。

レース終了後もドカティチームのパドックに行きドビィチオーゾ選手やチームクルーに改めて謝罪をしていました。ドビィチオーゾ選手も不満そうながらペドロサ選手に和解の表示をしました。

 

この決勝レースの一番の見どころというかいいシーンだなと思いました。

ペドロサ選手は最高峰モトGPでは無冠の帝王で、実力がありながらチャンピオンを未だ獲得できずにいます。

 

ヘルメットには「侍」という文字のペイントをしています。まさに侍だと思います。

我の強いモトGPライダーの多い中、彼の性格は非常に穏やかで昨シーズンみられたマルケスとロッシのようなダーティなバトルは決してしません。インをさしても大きくはらんで後続の行き場を無くすことのないように、常に気遣っている珍しいライダーです。

その分押しが弱いともいえるのかも知れません。しかし、昨シーズン後半にみせたようなマシンが煮詰まったときの速さはトップ3にひけをとりませんでした。

 

もしかしたら、彼らしいクリーンな走りでの年間チャンピオンは可能なのかもしれません。それが実現したなら本当に素晴らしいのですが。

 

とりあえず、レース感想です。

今日もこのブログをお読み下さり、ありがとうございました。

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