鉄道車両の設計

こんばんわ、ミーゴローです。

今日はとても寒く感じました。夕方には雨もぱらつきました。今週は寒い日が続くそうです。

こんな気候では、とてもCBRに乗る気にはなれません。

不思議な事実

いつも思うのですが、戦後生まれの日本人と戦前の人たちとの体格の違いというのは本当に不思議です。

同じ民族なのに、一見して明らかに人種が違うのではと思うほど戦前の人たちは小さいのです。

これは、戦後の食糧事情の変化によるものだと単純に思っていたのですが。最近違うのではないかと思い始めています。

高齢の人たちは戦争で苦労したから栄養事情が悪かったのだとか一般にはいわれているのですが、それ以前の日本人はやはり小柄だったわけです。つまり、極端にいえば弥生時代から明治、大正、昭和初期に至るまで日本人の体格はそう変化していないのではないでしょうか。

 

それが、戦後の世代、急に平均身長が伸びました。

 

まったく不思議な現象です。

ある種の突然変異なのかな、と思っています。

 

 

高齢者世代と戦後世代との体格の違いによって発生する問題

この高齢者世代と戦後世代との体格の違いによる問題があります。

各種の設計において、体格を高齢者世代に合わせている場合、我々は大変な不便を感じることになります。

 

私がその不便をいつも感じるのは、自宅の流し台なのです。低すぎるのですね。腰を痛めてしまいます。流しで作業するときはいつも足を開いて上半身の位置を低くします。

また、私の身長では一般家庭の鴨居はかろうじてすれすれ程度でセーフなのですが、170cm台後半の人はゴツンだと思います。

 

そして、昨日久しぶりに乗った電車なのですが、多くの鉄道車両は高齢者世代の体格に合わせて設計されているのです。

今は引退してしまった0系新幹線の車両ですが、注意しないと連結部分で頭ゴツンです。外人さんは大きく腰をかがめて通っていました。

3列並びの座席で、真ん中に大柄な外人さんが座ったことがありました。私は窓側でした。外人さんの体がはみ出てきてぎゅう、と壁に押し付けられました。

どうみても、設計に無理がある。現実に即していないわけです。机上の効率優先の設計なのですね。

 

最近はなくなった急行用車両に多いクロスシート、向かい合う座席ですね。あれなんか、今の世代にはとても無理です。通勤車両の一部分には今もありますが、どうしても膝が接触してしまいます。

昭和の時代、あれで何時間も赤の他人を向かい合わせで、腰を目いっぱい引きながら旅行していたわけです。信じられないと思います。

 

旅行といえば夜行列車の寝台車両があります。機関車にけん引されるタイプと583系とよばれる昼夜兼用の特急用車両と大きく2種類あるのですが、それぞれ車両進行方向に対して前者は直角向き、後者は平行の違いがあります。私は利用した経験がないのですが、どっちも頭つっかえそうです。どうみても。これで寝れるのかな、翌日は睡眠不足で使い物にならないと思います。

 

通勤車両で一番多い縦に長いシート、朝のラッシュ時JRでは「7人で座って下さい。」と書いてあるのですが、きゅうきゅうです。メタボの人なんかとても無理だろう、といつも思っていました。

先に座って寝たふりを決め込んでいても、わずかな隙間をみつけた太めのおっちゃんがずしんずしんと接近してきます。「ああ、こっちへ来ないで!」と思います。女性専用車両の是非がありますが、気持ちが分かる瞬間です。

これらは完全に戦前世代の設計なのです。

 

近鉄の車両に一部導入されているのですが、仕切りを作って欲しいと切に願います。

 

山の手線で、新型車両「E235系」というのが導入されました。トラブルがあって大幅に運用が遅れましたが、セールスポイントのひとつに座席がゆったり、というのがあります。

46cmに拡大されたというのです。でも、わずか1cmの拡大だそうです。あんまり変わらないのでは、と思ってしまいます。

 

とにかく、電車は窮屈。貨物扱いです。

多少暑くても、寒くても、やっぱりバイクがいいなと思います。

 

今日もこのブログを最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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