おもいっきりレーサースタイルです

んにちはミーゴローです。
私の地方、今日の天気はよさそうなのですが、週末ちょっと最高気温が上がらない感じです。こんなときは、非常に残念。損した気分です。CBR1000RRに乗り始めの1年

きのう、スーパースポーツは乗りやすいと書きました。私が本当にそれを実感できたのは2年目以降です。最初はとても大変でした。
なじみのバイクショップのマスターに、サーキット走行する予定なので逆輸入のフルパワーモデルにしてと頼んでフルパワーモデルに乗ることになりました。
最高馬力がエンジン出力で175馬力、後輪出力はシャーシーダイナモの実測で151馬力です。80年代後半のGP500ccのワークスマシンと同等の出力です。重量は装備で約200キロ、乾燥重量では179キロになるそうです。さすがに重量は当時のレーサーよりはるかに重いのですが市販の400ccと同じです。

 

初めて乗りますと、そのレーシーなライディングポジションと足つき性の悪さ、取り回しの重さに圧倒されました。特に取り回しはそのスペック表示重量の割に意外に重いのです。エンジンなどの重心が車体の上にきているらしく、設計コンセプトが80年代、90年代前半とはまったく異なるものになっているのに気がつきました。具体的には、二輪でもコーナーリング速度を重視するようになっていたのです。
NSR250よりも前傾がきつく、なお且つニーグリップがしにくいタンク(カバー)、滑り台のように前に傾斜したシート。まるで初めて乗馬で馬の背中に乗ったときのような不安定さを感じました。掴むところの無い今にも落ちそうなあの不安感。

そして、パワーなのですが、試しに少々多い目にスロットルを捻ってみると、内臓が加速Gで動くのが実感できるのです。

 

正直、ビビりました。これはレプリカではなく、本物のレーサーマシンなのだと思いしらされました。
実際、バイクショップのマスターは私と同仕様のCBR1000RRで公道タイヤのまま鈴鹿サーキットを2分21秒台で走ります。参考として、83年の日本グランプリで平忠彦選手の’83YZR500の予選タイムが2分22秒台、ゲストのワールドチャンピオン、フレディ・スペンサーが’83NS500で2分19秒台であることと、今の鈴鹿のコースがシケインの増設やコースの改修などで大きく変わり、タイムが出にくくなっていることを考えると恐るべきポテンシャルです。

最初は頼もしく感じた極太のリヤタイヤも、乗ろうとする度に強力なパワーを想起させ不安感を感じました。

 

ちゃんとした装備にしてみる

プロショップ高井というツナギのメーカーが昔あって、’82年の角川映画、映画「汚れた英雄」のなかで、主人公の草刈正雄演じる北野晶夫が着ていたツナギです。当時は憧れでした。欲しくてオーダーしようかなとも思ったのですが、当時の私は大変太っていてツナギを着ると格好悪いので、あきらめていました。
でも、なぜか今の私は痩せていてツナギが着れることに気がつきました。「よし、ツナギを着よう。」と思いました。
スーパースポーツはジーパン・スニーカーなどで乗れる代物ではないことに気がつきました。

 

ヘルメットからブーツ・グローブも含めて完全なレーサー仕様の装備でCBRに乗りました。すると、驚くべきことに、ぴったりとCBRと一体になれるのです。ニーグリップもぴったりできて、きつい前傾も苦にはならずツナギとプロテクターがフォームをサポートしてくれます。
つまり、CBRはレーサーマシンなわけです。レーサー装備で乗るように設計されているわけですね。
乗り方も、ネモケンさんの「ライディングナビ」で勉強し、アウト側の太もも裏でシートを斜めにまたぐようにしっかり荷重をかけて乗りますと、実に乗りやすい。
ついでに、照れずに思いっきりハングオフスタイルで乗るとさらにいいわけですね。中年は面の皮も厚くなっていてその点平気です。

続きます。

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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