HONDA JET! ホンダスピリッツは日本経済を救う。
こんにちわ。ミーゴローです。
昨年12月からHONDA JETの納入が開始されています。
美しい航空機です。
わたし、この話、ホンダがビジネスジェット機を設計販売するという話を聞いたとき、失敗すると思っていました。
航空機の設計、製造というのは非情に高度な専門的技術のノウハウの積み重ねが必要なのです。
ホンダの航空機への参入計画というのは2003年に試験機が飛行してから2005年には早くも完成機にちかいプロトタイプを発表し、2006年から受注開始です。
「大丈夫かいな。」という感じです。
話が戦闘機になりますが、現在航空自衛隊の支援戦闘機三菱F2の開発でも、当初は国産計画であったものが米国の横槍や圧力でF16ファルコンをベースにすることになったとか言われていますが、F16ファルコンのベースがあったから何とか完成にこぎつけたというのが本当なのだと思います。
実際、目玉の新素材の主翼は結局強度不足で重くなり別段メリットも無くなりました。
航空機の開発というのは、様々な予期しないマイナートラブルとの戦いになります。
今海軍の主力になっているFA18の設計において開発元のノースロップ社は、艦載機の経験が無いためにライセンスの不利を承知でマグダネル・ダクラス社と提携しました。
塩害やカタパルト発進、空母への着艦など艦載機としてのノウハウが必要だったのです。
航空機の開発とは非常に困難なものなのです。
ホンダスピリッツ
ホンダはバイクから始まった会社です。航空機の経験はほぼ皆無と言えます。
それが、ターボファンジェットエンジンから自社で開発したというから正直たまげました。ジェットエンジンはプラットアンドホイットニーとジェネラルエレクトリックとロールスロイスの御三家独占です。
IHIこと石川播磨重工業はライセンス生産しているだけです。
たとえばターボファンジェットエンジンのタービンブレードなどは一枚がひとつのニッケル鋼の単結晶でできているそうです。製造には当然高度な極秘の技術があるはずです。
実際ホンダはどうやってエンジン開発を自社で行ったのでしょうか。これだけでも凄いことです。
これが予定通り、完成し納入が開始されているのです。
同じく純国産ジェットのMRJはトラブル続きで就航は先延ばしになりました。開発の三菱は航空機の老舗です。
これは一体何を意味しているのでしょう。
企業が老化しているのだろうと思います。
挑戦しない企業は、「変わり続けなければ生き残れない。」の言葉通り、衰退していくのでしょう。
日本の財政赤字対策
つまり、増税より、国の国力である企業の力を伸ばす方が効果があるのではと思いました。
以前の記事で取り上げた本「日本は世界一の経済大国」という本にあるのですが、
名目GDP成長率が名目公債利率を上回っている限りは債務残高は問題ではない。
ということが書かれています。正論です。
これを達成し続けるには企業が元気でなくてはなりません。
ホンダのような挑戦しつづける企業がいま日本には必要なのです。
トロンの二代目
さて、毎度のOSの話もそうなのだと思います。
マイクロソフトの更新プログラムの不具合はいまだに改善されていません。これは、まったく企業倫理の問題です。
さきのVWの排ガス不正事件もそうですが、今、世界の一部大企業は崩壊が始まっているのかもしれません。
前の記事で書いたことですが、アップルのIpadにはじまる携帯端末の成功はひとつの技術革新(イノベーション)といえるものです。技術革新は市場を席巻します。
だれもがウィンドウズの肥大した重いOSにうんざりしていたのです。
スイッチをいれたらすぐに起動するという、当たり前のことが技術革新だったのです。これが市場のニーズだったのです。
いま日本のベンチャーなり企業はトロンのPC用OSの開発に挑戦するべきだと思います。
ホンダスピリッツを見習ってください。
今日もこのブログをお読みくださりありがとうございました。
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